歯医者さんへ行きたくなる！！

　こんにちは！今日は本の紹介です。

　最近歯医者さんに行っていますか？私は６～７年以上前に親不知（おやしらず）を抜いて以来行っていません。今現在、虫歯があるのを確認しているにもかかわらず、なんとなくおっくうで…。頭の片隅で行かなきゃ行かなきゃと思っていながら、偶然書店で手に取った訳です。

　本書の構成は、

第1章　歯の力、口の効能

第2章　口の中は万病のもと

第3章　虫歯、歯周病は根絶できる

第4章　歯科医との付き合い方

 からなっています。

 　この本では歯医者を、ただ虫歯の治療の為だけではなく歯周病を含めた予防、また歯の細菌が全身に回ることで起きる様々な病気を防ぐ為に利用しましょうと書いています。

　たとえば、歯周病菌は心筋梗塞を引き起こす要因になるんだそうです。心筋梗塞というと脂っこいものを食べて血液がドロドロになって血管を詰まらせてしまうというイメージがありますよね。歯周病菌は全身に回ると白血球が菌を殺そうと働いたり、細菌を食べるマクロファージ（これも白血球の一種）というものが出てくるんだそうです。このマクロファージがコレステロールとくっついて血管の内壁にこびりついて、血管を硬くして血液の流れを悪くしてしまいます。

　さらに上記の体の防衛反応からサイトカインというたんぱく質を出し、このサイトカインがインスリンの働きを悪くして糖尿病を悪化させてしまいます。

　歯周病菌をやっつけるにはここでは２つの方法が述べられています。１つめはPMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）で、２つめが3DS（Dental Drug Delivery System）です。

　PMTCは歯科衛生士によって徹底的に歯を清掃する方法です。歯ブラシだけでは落とせない汚れを専門器具を使って徹底的に落とします。3DSは、自分の歯型のトレーに薬剤を塗り、それを歯にはめる方法です。6時間程度はめなければならないので、就寝時につけます。

　それから普段の歯の磨き方についても書かれていて、そこにフッ素の活用があります。最近は歯磨き粉にフッ素配合のものもありますが、専用のフッ素ジェルを塗布します。フッ素は歯の再石灰化を促し、エナメル質が溶けるのを防ぎ、少し溶けても元に戻してくれます。使用する時のコツは、歯ブラシで万遍なく塗り広げた後に唾液といっしょになったジェルを口の中でクチュクチュすることです。それによって歯の隙間までしっかりと行き渡ります。ウチに子供用に持っていたのがありましたが、この本を読んで私も使うようになりました。歯がつるつるになりますよ。本当に。

　これを読んでネットで予防歯科に力を入れ、上記2つの方法を取り入れている歯科を探しました。そしてすぐに予約を入れました。あなたも一生自分の歯で過ごす為に、予防と治療をしっかりしましょう！！

　それではまた。